看護部オンコロジーについて
オンコロジーとは、「腫瘍学」。つまり、がんの原因や治療等を専門とする分野のこと指します。2人に1人ががんに罹患する時代となり、当院においても地域で生活しながら、がんの検査や手術・抗がん剤・放射線治療等の高度ながん治療の継続する患者様が増えてきました。
当院は一般急性期病院という特性から、がん治療の外来化・在院日数短縮化が進み、ますますがん患者様やご家族と接する機会が限られていく現状があります。そんな中でもがん告知等の精神的なつらさへの配慮や高度化するがん治療の理解、意思決定の支援等を行い、患者家族が安心して治療できる体制が求められます。
当院看護部では、がん治療が必要ながん患者様に対し、化学療法・放射線治療・緩和ケア各分野の看護のつながりを強化し、がん患者様やそのご家族が安心して治療を受けられるよう支援するために、それらの分野を一元化して「看護部オンコロジー」という部門が平成29年4月から動き出しました。
徳洲新聞ダイジェスト こちらをご覧ください。
看護部オンコロジーの一日
8:30 START
【外来化学療法室】も【放射線治療室】もオープンします。
笑顔で「おはようございます」「今日は暑くなりそうですね」等、お声かけしながら治療のスタートの緊張を少しでも緩和できるように心がけています。
9:00~ 予定の患者さんの治療終了まで
【外来化学療法室】
外来化学療法室では、採血および診察の結果、抗がん剤治療OKとの主治医からの指示があってから、担当薬剤師が抗がん剤をつくります。抗がん剤ができたら医師を呼んで抗がん剤開始!
【放射線治療室】
放射線治療室では、放射線治療医が週一回診察をし、有害事象が出現していないか等の確認をしています。治療継続OKであれば放射線の治療台へ。
放射線治療のエキパートの技師とともに、看護師も治療中に安楽が保てるかを確認しています。
【緩和ケア】
院内の症状緩和チームと協働しながら、チームメンバーと情報共有をしたり、がん告知後のカウンセリング、症状緩和の相談、緩和ケア病院の紹介等、PHSを片手に院内を動き回っています。
【外来化学療法】【放射線治療】【緩和ケア】各分野の看護師が交代で昼食。
スタッフお互いの顔を見られる貴重な時間です。
お腹もペコペコ・・。ご飯を食べながらも気づけば患者さんの情報共有をしたりしているまじめな看護師です(笑)
本日の患者さんの看護記録や各種書類の作成、明日の情報収集や物品準備・定数の確認等を行います。
17:00
明日のスタートが気持ちよくできるように後片付けやシーツ交換など環境整備をしてお仕事終了。また明日も頑張ります!