福岡徳洲会病院の災害医療支援の歴史
徳洲会グループは、救急医療・へき地医療の 2 大柱に加えて、災害医療支援にも長年注力しています。特に 1995 年の阪神淡路大震災に徳洲会グループが協力してボランティアとして救援活動を始めた事がきっかけとなり、TDMAT(徳洲会災害医療救援隊)が誕生しました。
2005 年 4 月には厚生労働省が主体となり、日本 DMAT が発足しました。
2005 年 5 月、TDMAT は NPO 法人 TMAT に生まれ変わり、いまも徳洲会と連携しながら災害医療支援を行っています。
DMATのHP
TMATのHP
現代では、二次医療圏に 1 箇所以上の地域災害拠点病院を整備する事が決まっています。
この災害拠点病院は DMAT チームを保持する事が条件であり、徳洲会グループの各拠点病院も DMAT を保有しています。
福岡徳洲会病院も、2016 年に地域災害拠点病院と認定され、DMAT チームを保有するに至りました。現在では、医師 5 名(統括DMAT2名)、
看護師 5 名、業務調整員 3 名の DMAT 隊員を保有しています。また TMAT 隊員も 29 名を保有しています。(2021 年 1 月時点)
TMATは徳洲会グループの支援を受けているため当院でも養成コースを実施しており、参加すれば隊員となる事ができます。
災害派遣に携わる医師は、平時は各診療科で院内の診療に従事しています。
(これまでの各診療科からの派遣実績:救急科、脳外科、内科、外科など)
災害医療支援に興味があり、当院の就職を検討する医師の方は以下の連絡先にご連絡ください。
お申込み・お問い合わせ
医師の方
募集についての ご質問・お問合せ方法 |
電話・メール・フォームで受け付けております。 |
お問い合わせ先 |
医療法人徳洲会 福岡徳洲会病院 事務顧問 荒牧
〒816-0864 福岡県春日市須玖北4丁目5番地
電話 092-573-6622(代)
FAX 092-573-1733(代)
送信後2、3日たっても返信がない場合は、電話でご連絡下さい。
|
医師以外の方
災害拠点病院としての働き
2016 年に地域災害拠点病院として認定されて以降、災害時の地域医療を守るために病院防災のシステム作りに注力してきました。
災害対策委員会の活動は非常に活発で、防災マニュアルの改訂に始まり、2019 年 3 月には事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定を行っています。
また 2020 年には筑紫医療圏のもう一つの災害拠点病院である二日市済生会病院との間に、災害時相互協力協定を結びました。
災害訓練
2016 年以降、非常に多くの災害訓練を主導しています。
2016 年 9 月 | 災害対策本部設置訓練 |
2016 年 12 月 | 多数傷病者来院訓練 |
2017 年 4 月 | 外来患者数把握訓練 |
2017 年 10 月 | 病棟増設訓練 |
2018 年 1 月 | シミュレーション訓練 |
2018 年 3 月 | 院内総合防災訓練 |
2018 年 4 月 | 透析室防災訓練 |
2018 年 8 月 | 手術室防災訓練 |
2018 年 10 月 | 高気圧酸素療法室防災訓練 |
2018 年 10 月 | 計画停電 |
2018 年 12 月 | 化学療法室防災訓練 |
2019 年 3 月 | 院内総合防災訓練 |
2019 年 9 月 | 在宅部門災害訓練 |
2019 年 11 月 | 院内総合防災訓練 |
2019 年 12 月 | 心臓カテーテル室防災訓練 |
2020 年 11 月 | 院内総合防災訓練 |
2020 年 12 月 | 透析室防災訓練 |
2020 年 12 月 | 産婦人科病棟避難誘導訓練 |
2021 年 1 月 | 高気圧酸素療法室防災訓練 |
また院内の DMAT 隊員が中心となって、毎月の EMIS(広域災害救急医療システム)研修、クロノロジー(経過記録)研修を実施しています。
●院内総合防災訓練
「エアーストレッチャー」による避難
仮設病棟の増設
心臓カテーテル検査室の防災訓練
在宅部門の防災訓練
災害コースの開催
BHELP(地域保健・福祉の災害対応標準化トレーニングコース)の開催
事業継続計画(BCP)
当院BCPの本文はHP上に公開しております。
各病院で新たにBCPを作成する際の参考にしてください。