
福岡徳洲会病院 院長
乘富 智明
福岡徳洲会病院は昭和54年10月1日に現地に開設されました。徳洲会の理念にもとづき“年中無休、24時間オープン”をかかげ地域の救急医療を担ってきました。 設立当初は医師不足など幾多の困難がありましたが、徐々に地域の皆様の理解と協力を得て診療内容も充実して今日に至っています。その間、医療の質の向上に取り組み、外部第三者の評価にも耐えられる病院を目指してきました。現在、日本医療機能評価機構の認定、国際医療機能評価機構であるJoint Commission International(JCI)の認証などを受けています。
当院は、入院許可病床数602床の総合病院です。地上10階、地下1階で免震構造の建物となっています。屋上ヘリポートや救急隊のワークステーションを設置し、広く県外からの救急患者の受け入れや、病院前救急医療への積極的介入にも取り組んでいます。これまでも脳神経外科領域、循環器領域、産科救急、小児救急などにおいて筑紫医療圏随一の医療機関として高い評価を受けてきましたが、さらに救急医療の充実を図るために救急センターに4ベッドの高度治療室(Emergency Care Unit, ECU)を増設しました。また、災害拠点病院として、春日市、大野城市、那珂川市そして福岡市南部の災害医療を担当しています。がん治療においては、PET-CT、外来化学療法室、放射線治療施設、手術支援ロボット(ダ・ビンチ)など、各領域の専門医によるがん治療が可能です。
当院は今後も地域の皆様により良い医療を提供できるように努力して参ります。これからもどうぞよろしくお願い致します。