手術部の特徴
麻酔科の目標は、福岡徳洲会病院で手術をうける患者さんに、安全で快適な手術と麻酔を提供することです。
当院には手術室が13室あり、年間施行手術数(表1)は4,000例を越え、症例数は近年増加傾向にあります。
また、一般外科に加え、脳神経外科、心臓外科を含むバラエティに富んだ各科の手術があることも特徴の一つです。
緊急手術:当院は2次救急医療機関ではありますが、年間10,000台を越える救急車の受け入れ実績があり、重症多発外傷や広範囲熱傷を除くほぼすべての救急疾患を受け入れています。外科、脳神経外科、心臓外科では約30~40%が緊急手術です。緊急手術はそれ自体命に関わる手術が多く、しかも最近は高齢者、虚血性心疾患などの合併症を持つ重症患者さんが増えています。
日帰り手術:平成9年12月に日帰り手術センターを設置し、現在約5%の手術を日帰り手術として行っています。麻酔科医の立場から、合併症の発生をなくし、術後の疼痛を最小にして、安全に帰宅させることを目標にしています。手術に適した麻酔法を選択し、エコーガイド下の神経ブロックなども併用して周術期のクオリティを向上させるよう努めています。
当院は麻酔科病院に認定されており、2年間の研修で麻酔科標榜医の資格が取得可能です。
平成6年6月から日本麻酔学会指導病院に認定、継続勤務により麻酔科専門医、麻酔科指導医の取得が可能です。