福岡徳洲会病院
  • 文字サイズ

診療科・部門案内

診療科・部門案内

臨床工学科(CE科)

臨床工学科(CE科)

臨床工学技士は、生命維持管理装置(呼吸、循環、代謝の各機能の一部を代替又は補助する医療機器)の操作と医療機器の保守点検を行うことを専門とする医療職種です。当院は現在スタッフ数36名(男性28名・女性8名)、当直および待機体制を実施して24時間365日下記業務に対応しております。私たちは医師、看護師等の他職種と連携を密に院内の様々な場所で業務を行っていますので簡単に紹介します。

血液浄化業務

血液浄化療法センターは60床(内陰圧室2床)で治療を行っています。2014年10月からは水質管理の元、オンラインHDF(血液透析濾過)での治療もしており、エコー下穿刺も全スタッフで行っています。その他に特殊血液浄化CHDF(持続的血液透析濾過)やCART(腹水濾過濃縮再静注法)、ICUでの血液浄化・アフェレーシス療法(血漿交換・血症吸着・血液吸着など)、感染病棟での透析治療にも対応しています。また透析装置の日常点検や定期点検、オーバーホールを実施し、機器のメンテナンスも積極的に取り組んでいます。

手術室業務

手術室では手術に使用される医療機器の操作及び管理を行っています。心臓手術で使用される人工心肺装置は、手術の際に一時的に心臓と肺の機能を代行し、臨床工学技士は装置の操作を行います。その他にもダヴィンチ手術や手術ナビゲーションシステム、自己血回収装置、アブレーション装置、ラジオ波焼灼装置等の操作にも携わっています。また臨床業務だけでなく、麻酔器をはじめ広範な医療機器の保守管理を行っています。
近年は低侵襲治療である経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)や経皮的僧帽弁接合不全修復術(MitraClip)にもハートチームの一員として積極的に参入しています。

心臓カテーテル業務

当院の心臓カテーテル室は4室で稼働しています。CAG(冠動脈造影)、PCI(経皮的冠動脈形成術)、EVT(末梢血管治療)、EPS(心臓電気生理学的検査)、カルトシステム(3Dマッピング)を使用したカテーテルアブレーション(心筋焼却術)等が行われており、これらの検査・治療に携わっています。また重症例では、補助循環装置(IABP、ECMO、IMPELLA)の準備、操作、管理も行います。

CIEDs業務

徐脈性不整脈、致死性不整脈に植え込まれるペースメーカー、ICD(植え込み型除細動器)、CRTD(両室ペーシング機能付き除細動器)等のCIEDs(心臓植え込み型電気デバイス)の植え込み・交換時にアナライザー・プログラマーを用いて閾値、波高値、抵抗値のチェックや設定のプログラムを行っています。植え込み後は外来にて定期的なチェックを行い、状況に応じて医師と協議し、より良い設定への変更も行っています。また当院は遠隔モニタリングシステムを導入しており、臨床工学技士は不整脈や動作異常の確認を定期的に実施し医師へ報告しています。

内視鏡業務

内視鏡室では、検査室4部屋とX線透視室1部屋の計5部屋で検査・治療を行っています。臨床工学技士は、治療・検査の介助、使用前・終了点検(内視鏡スコープ・光源装置・洗浄機・高周波装置など)、トラブル対応、内視鏡スコープの保守管理を行っています。他にも洗浄機消毒液濃度の確認・交換、内視鏡スコープの洗浄・履歴管理を含めた感染管理を実施しています。スコープの洗浄管理と教育の一環としてATP測定を取り入れており、定期的に行っております。
また当院は日本消化器内視鏡学会が認定する消化器内視鏡技師を9名中5名取得しており、学会発表や業務改善などにも積極的に取り組んでいます。

高気圧酸素治療業務

高気圧酸素治療とは大気圧より高い気圧環境の中に患者様を収容し、高濃度の酸素を吸入させることによって、病態の改善を図る治療です。当院では第1種装置(一人用)を2台保有しております。主に耳鼻科、眼科、外科領域の疾患や一酸化炭素中毒等の緊急性の高い疾患にも対応しています。

ハイパーサーミア(温熱治療)業務

ハイパーサーミア(温熱治療)とは、患者患部を2枚の電極で挟み、電磁波(ラジオ波)を流し、がん細胞を加熱(42~43度)していく集学的がん治療の一つです。がん細胞死滅効果、放射線治療、化学療法の増感作用を期待する治療で、電極のセッティングや出力の調節を行っています。

集中治療業務

集中治療室では、補助循環装置・人工呼吸器・血液浄化装置などの生命維持管理装置に限らず多種多様な医療機器を用いて高度な治療が行われています。臨床工学技士は24時間体制でこれら治療に対応しながら医療機器の適切な使用に努めており、加えて患者病態の把握を行うことで、ICUチーム治療の一翼を担っております。

医療機器管理業務

輸液ポンプ、シリンジポンプを始めとする様々な機器を中央化し、各機器の貸し出し運用、日常点検、定期点検、修理を行っております。また院内全ての医療機器を医療機器支援ソフトSSIにて新規購入から廃棄まで一貫した管理を臨床工学技士が行っています。
病棟ラウンド業務では人工呼吸器・心電図モニター使用中点検を実施し医療安全に貢献しています。
また院内スタッフへの医療機器研修会、機器のマニュアル整備を行い、適切な医療機器使用に努めています。

安全管理業務

インシデントレポート(医療現場でヒヤリハットとした経験の報告書)から事例を分析し、安全な医療を提供できるような環境作りや、院内向けの情報発信として“CE NEWS”を作成しています。また他職種に向けて、医療機器の勉強会も行っています。

スタッフの資格取得状況

当院では日本臨床工学技士会をはじめ各種関連団体の資格取得にも積極的に取り組んでいます。
※一部資格には取得後、規定に基づく資格手当が支給されます。

認定資格取得者数
呼吸治療関連専門臨床工学技士1名
不整脈治療関連専門臨床工学技士1名
認定血液浄化関連臨床工学技士4名
認定集中治療関連臨床工学技士3名
集中治療専門臨床工学技士2名
3学会合同呼吸療法認定士3名
透析技術認定士7名
腎代替療法専門指導士1名
体外循環技術認定士4名
心血管インターベンション技師2名
心不全療養指導士1名
植込み型心臓不整脈デバイス認定士1名
高気圧酸素治療専門技師1名
消化器内視鏡技師5名

学生見学

随時受け付けておりますのでお電話にてお申込みください。
 ℡ 092-573-6622  (臨床工学科内線1361)