福岡徳洲会病院
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診療科・部門案内

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温熱療法

温熱療法

温熱療法とは

腫瘍を電磁波で体外から加温する治療です。人間の細胞は42.5度以上に温度があがると死滅します。ただ、正常な細胞では体温が上がると血管が拡張し血流が増加することで熱を放散させる働きがあり、42.5度以上にあがることはありません。しかし、癌細胞は人間の体に後からできた細胞のため、そのような機能が低下しており、温度が上がりやすいといった特徴があります。この正常な細胞と癌細胞の放熱の違いを利用して治療をします。また、温熱療法は放射線治療や抗がん剤と併用することで増感効果を得ることもできます。

治療対象

脳・眼球以外の悪性腫瘍(血液腫瘍は対象外)
頭頚部癌、乳癌、食道癌、肺癌、胃癌、膵臓癌、大腸癌、卵巣癌、子宮癌等

当院での特徴

当院は2021年4月より、非常勤医師により、週に一回温熱療法を施行しています。当院では主に温熱療法は補助治療として施行しており、現在、他院にて放射線治療や抗がん剤を施行している方に週に一回、木曜日のみ温熱療法を施行しています。

よくある質問

Q 入院して治療はできますか。

A 温熱療法の担当の医師が非常勤医師のために入院して治療はしておりません。外来のみです。

Q 副作用はどのようなものがありますか。

A 基本、患部を加温する治療のため、副作用は軽度の熱傷や脱水等です。また、個人個人に適した加温をしているため、温熱療法による重度の副作用はございません。

Q 温熱療法単独の治療はできますか。

A 当院ではあくまで、放射線治療や抗がん剤の補助治療として併用しているため、単独では施行しておりません。

Q 受診するためには、どうしたらいいですか。

A 現在、メインの治療(放射線治療や抗がん剤治療)をしている主治医の紹介状を持参して当科を受診してください。あくまで当院は補助治療ですので、主治医の許可が必要になります。

お問い合わせ先

092-573-6622 (代表)
受付時間:平日13 : 00 ~ 16 : 00
担当:温熱療法 内山・武富