特徴・特色
2023年度は1428例の入院患者を担当しました。
当院の常勤内科系診療科は内科、循環器内科、消化器内科、心療内科・内分泌・糖尿病内科、腎臓内科、呼吸器内科となっています。内科は他の内科系診療科が担当しない全ての内科系疾患とその周辺を担当します。この20数年総合内科的に機能してきています。
担当する疾患の内訳として呼吸器、腎、感染症で6-7割を占めます。肺炎、尿路感染症というよくある病気や感染症全般を内科で担当しているのがその理由です。
敗血症や急性薬物中毒等の重症患者管理をICUで行います。例年内科入院の10-20%がICUに入室します。2023年度は219例(15%)でした。
幅広い疾患や未知なもの(まだ診断されていない疾患や各診療科が得意としない領域の疾患)、内科系重症患者をマネージメントする事が当院内、地域から当科に求められている事になります。患者さんが有する疾患は1つではありません。また医学的問題の解決だけでは上手くいかない事もあります。複雑・不確実な医学的・社会的問題を多数有する患者さんに適切に対応するのは中々大変です。日々精進しながら診療に当たっています。
印象に残る症例
- 結核性腹膜炎
- 結核性髄膜炎
- 結核性膿胸
- グラム陰性菌による化膿性髄膜炎
- MOG抗体関連疾患
- 成人のインフルエンザ脳症
- ツツガ虫病
- 先天性11因子欠乏症
- トキシックショック症候群
- セロトニン症候群
- カフェイン中毒
- 白血病
- 粘液水腫性昏睡
- Osler病に伴う脳膿瘍
- ヘルペス脳炎
- 尿閉による高アンモニア血症
- 高齢発症SLE
- 血管肉腫
- マムシ咬傷