特徴・特色
救急医療の担い手の一員として、急病の方には救急総合診療部と協力の上24時間対応できる体制をとっています。
産科外来(周産期)では毎週金曜日に母親学級(当科スタッフと妊婦様が一緒に勉強し、話し合うクラス)を開いており、分娩の退院後は母乳外来(おっぱい・育児相談)やお電話によるフォローアップを行っています。
婦人科外来では、女性のトータルな健康管理の窓口として、月経異常、がん検診、更年期障害や避妊のご相談も受けております。
また近年急増している性感染症や性器下垂(子宮下垂やそれに伴う排尿障害等)の診断と治療にも力を入れております。
子宮筋腫・子宮内膜症等の長期に治療が必要な病気については、MRI等画像診断を駆使して、個々の患者様に最も適した治療法を選択していただけるよう努力しております。
産科病棟は26床で、5階に位置します。当産科では自然分娩・母乳育児を基本とし、「快適でかつ緊急時にも十分対応できる産科病棟」を目指しています。
分娩時には必要に応じ新生児センターの小児科医の立ち会いが得られるため、出生直後より新生児の専門的ケアが可能です。分娩後のお部屋は個室で、母児同室のため母乳育児が行いやすくなっております。
近年、妊娠中期より長期の入院管理を必要とする方や他施設からのご紹介で緊急に入院を必要とする方も増えています。そのような方々にも、より安心でより快適な入院治療を受けていただけるようスタッフ一同努力しております。
また、婦人科手術では、悪性腫瘍の予定手術に際しては貯血式自己輸血を積極的に行っており、また腹腔内出血に対しては時間外緊急手術の際にも術中回収自己輸血を実施することにより、他家血輸血の回避を行っています。